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Acerca de

楊名時太極拳とは

「楊名時」と楊名時太極拳

日本における太極拳普及の先駆者

まだ「太極拳」という名称を目にするのも珍しい1970年代、白い空手着に身を包み、老若男女が一体となって、ユッタリと太極拳を演舞する人々がいた。

 

それこそが、日本における太極拳普及の先駆的指導者の一人、楊名時師家によって創始された楊名時健康太極拳門下の人々である。

楊名時健康太極拳は、1960年より半世紀以上にわたり、多くの日本人に愛されている太極拳である。もともと中国山西省五台県の武家の血統を受け継ぐ楊名時は、中国で制定された簡化二十四式太極拳に、より呼吸と「心を込める」という意識を重視した「心・息・動」の一致を旨として独自に工夫を加え、呼吸法に従い、心と体のバランスを保って人と競うことなく、健康と長寿を主な目的としたバランス運動としてこの太極拳を創始したのである。いわゆる健康法としての位置づけが強く、太極拳というものを日本に根付かせる上で、楊師家の果たした役割は非常に大きなものがある。楊師家自身武家の血統ゆえか、日本に留学後、柔道、合気道など日本武道を修め、特に空手においては当時日本最大の空手集団として知られた日本空手協会へ入門。同協会師範として五段を修得、最終的には空手七段となっている。

太極拳の普及当初は、勤勉な反面せっかちな気質の日本人に、太極拳のようなユッタリと時間をかけて心身を練るものが果たして受け入れられるのだろうか?と、不安を抱かれていたとも言われている。しかし、その不安も結果的には杞憂となり、楊名時師家の太極拳と八段錦は、今や全国100万人にも及ぶ愛好者を得て、ますますその広がりを大きくしていている。

引用・参考:BABジャパン刊   月刊「秘伝」6月号 2010年版」より略

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